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グアム-2of3-

昨日からのつづきですairplane
7-8年ほど前のグアム滞在24時間体験記。

それまでは、海外というと貧乏旅行ばかりをしていましたので、格安航空券だけを使っていました。
しかしその時は違いました。
マイルポイントで獲得した日系の航空会社の航空券。
全日空での海外旅行は久しぶりでした。

しかしグアムまでは3時間、10時間を超える飛行機での旅を何度か経験していましたので、あっという間に感じられました。
午前3時くらいにグアムに到着すると、到着ゲートの外では、僕が乗ってきた機体で1時間後の午前4時に日本へ向けて帰る方々が待っていました。
・・・24時間後の自分を想像してしまいました。

日本は冬でしたが、グアムはまるで日本の夏のように空気が湿っていました。
到着前はハワイのように乾燥した暑さをイメージしていました。
雨が降った後のようでした。
すぐに空港内のトーマスクックの両替場でトラベラーズチェックをUSドルに替え、いざ出発です!

という勢いの炎はすぐに鎮火されました。
当然なのですが、普通の旅行者は大型のバスでどんどんホテルへ送られていきます。
夜明け前の真っ暗なグアムで独りぼっち。
朝日を見るために海岸線まで歩く予定でしたので、地図を持ってトボトボと歩き始めました。

広い道路を一人徒歩。
事件に巻き込まれないかと不安もありました。
グアムって銃を持った人がいるのかな〜なんて、本気で心配しながら。

かなり歩きましたが、全く海岸線に近づいた感じがしません。
地図の縮尺をしっかりと把握できていなかったようです。
簡単に考えすぎていました。
何度もタクシーが通り過ぎますが、ここまで歩いたのだから、今更タクシーなんてと思いながら歩き続けました。

すでに1時間以上歩き続けています。

途中で24時間営業のコンビニがあったので、スポーツ飲料と棒つきのアイスを買いました。
すでに海岸線までの持久戦体勢です。
次の瞬間、とても寂しいことが起こりました。
アイスを袋から取り出すと、棒だけ残してほとんどが地面に落下です。
まだまだ真っ暗な時間、落ちたアイスが遠くのコンビニの光だけではあまりよく見えません。
お店の冷凍庫の温度が甘かったのでしょう、溶ける寸前だったようです。
かろうじて棒に残っているわずかなアイスを口に入れ、スポーツ飲料だけを片手に歩き続けました。

既に何度も感じていた、罰ゲームのようなグアム旅行の予感がどんどん現実になってきます。

やっとのことで、海岸線のあるタモン地区に到着です。
ビーチで朝までのんびりしようと思ったのも束の間、また次の厳しい試練が待っていました。
タモンの海岸は、ほとんどがホテルの裏手にあり、ホテルを通らないと海に出られないようになっていました。
ちょっとどこかに海への通り道がないか歩いてみたのですが、残念ながら探し出すことができませんでした。

僕の予約した安宿はタモン湾ではなくマイナーなアガニア湾に近いので、進路を変えて、アガニア湾を目指すことにしました。もちろん徒歩で。

途中まで気力で歩いたのですが、すでに2時間以上。
タクシーを捕まえようと、無念の決断をします。
しかし、しかしです。
捕まえようとすると、先ほどまでひっきりなしに通り過ぎていたタクシーが全く見られません。
また歩き続けます。

やっとの思いで、アガニア湾に到着です。
なかなかない体験ではないでしょうか。
グアムの空港からタモン湾まで歩き、そしてさらにアガニア湾まで歩きました。
この時点で、海の向こうの空は白くなってきました。
日の出が近いようです。

ビーチに日本から持ってきた小さなシートを広げて寝転びました。

シャッシャッシャッとビーチの砂がかかってきます。
寝転んだ後、どうやら完全に寝てしまっていました。
夜明け前のグアムで野宿のようです。

その砂をかけてきたのは、どこから来たのかわからないちょっと大柄な・・・
犬でした。

グアムには狂犬病がありません。
それだけでホッとしました。
当然ワンちゃんはどんなに大きくても怖いことはありません。

僕に向かってかなりの勢いでワンワン吠えていました。
海岸で熟睡しているところをその犬に起こされました。

テレビ番組だったら、完全に仕込みのような、そんな試練が次から次へと起こります。

-つづく-

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