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2009年7月

薬剤感受性-アトピー性皮膚炎-

雨が続きますねrain
ジトジトして湿度が高いと、アトピー性皮膚炎の子達の中には、かゆみがつよくなることがあります。

皮膚炎が続くと来院されたゴールデン・レトリバーくん。
お近くの動物病院で処方されたお薬を飲んでいますが、なかなか改善されないとのことでした。

全体をよく診てみますと、アトピー性皮膚炎が出やすいところに特徴的な湿疹が結構ありました。
その湿疹の近くを指でかき分けて詳しくみますと、ゴールデンくんの足が動きます。
僕が触っているところがかゆいので、そこを触られて、ついつい足が動いて掻くような格好をします。

このような場合、薬が効いていない可能性があるために、変更や追加を検討しなければなりません。
適切な抗生剤を使い、消炎剤の追加が必要です。

適切な抗生剤を選択するために、耳慣れない言葉ですが、「薬剤感受性」検査というものをします。
皮膚についている細菌にどの薬が有効なのかを調べる検査です。
皮膚の湿疹が目立つ所など、細菌がいそうなところを綿棒で軽くこすって、付いてきた細菌を詳しく検査します。

院内でできる検査ですと、24時間ほどで結果がでます。
検査センターに出しますと、結果がでるまでに3日ほどかかります。

検査センターですと、院内の検査と比べまして日数はかかるのですが、細菌の名前までわかります。
しかしながら、急ぐ場合や、名前は重要ではなく、どの薬が役に立つのかを知るだけでしたら、院内の検査で十分です。

このゴールデンくんには、現在使っているお薬は効かないことがわかりました。
同時にちゃんと効く薬も見つかりましたよ。

皮膚病の場合、どのような薬を使うかは、統計的な判断がなされることが多いです。
ほとんどの場合これが効くとされるものをまずは使ってみるという方法です。

それが効かない子もいます。
どの薬が効くかを知るには、薬剤感受性検査が欠かせません。

薬を適切に使わないと、耐性菌という薬に打ち勝つ細菌が増えることになります。
細菌と抗生剤のイタチごっこは続くのでしょうが、今回はしっかりと治療できそうです。

トリさん

中型のトリさんが骨折で運ばれてきました。
怪我をしてしまったようですが、元気はあります。
食欲もモリモリです。

しかし、翼が折れたトリさんは飛べません。chick

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右翼の太い骨と細い骨の2本の骨のうち、2本ともに折れています。
わんちゃん、ねこちゃんでしたら、このような場合には橈骨(太い骨)を優先的に固定します。
尺骨は固定をしなくても自然に治ることが多いのです。
トリさんも同様です。

このトリさんは太い骨が大きく砕けていましたので、そこを中心に整復することにしました。
髄内ピンを入れて、サークラージワイヤーで固定しました。

比較的麻酔もかかりやすく、スヤスヤと眠ってくれました。sleepy
羽毛を処理して消毒をするときに、ちょっと起きそうになりましたが、その後は手術が終わるまで眠っていてくれました。

動物病院の獣医師をしていますと、多くのわんちゃんねこちゃんとの出会いがあります。
また、今回のように、いろいろな種類のどうぶつ達に出会えるのは本当に嬉しいことです。

このトリさんの翼が治るまでには結構な時間がかかりそうです。
また自由に飛べる日がきますので、もう少しの辛抱です。

それにしても、手術直後にもモリモリ食べますねぇ。
すごい!

ちなみに、トリさん達の平均的な寿命はどれくらいでしょうか。
セキセイインコだと10年ほどです。
オウムの中には50年くらいの平均寿命の種類も多く存在ます。
しかし、実はこれらのトリさんの寿命は飼育の環境で大きき変化します。
スズメの場合には、野生と飼育環境下では相当な寿命の違いがでます。
(野生のトリさんを飼うことはよくありませんが)

とにかく術後の元気をみますと、本当につよい動物だと思います。
何と言いましても、空を飛ぶことができるのですものね。

フリーフリー (Flea Free)

20日の月曜日、海の日に、浜町のトルナーレの下でフリーマーケットをやっていましたよhappy01

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フリーマーケット(Flea market)。古物市(ノミの市)。

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フリーマーケットから話題はかなりはずれますが、(フリー:ノミしか共通点はありませんが、)
今年は例年になくノミが付いたという声をよく聞きます。
毎月ノミ予防をされていても、わずかに止めてしまった時期を逃さず、ノミが付いてしまった子もいます。

ワンちゃんやネコちゃんに付いていて目で確認できるほとんどはノミの成虫です。
ノミのふんも見つかりますね。
ノミには成虫から生まれるタマゴ、次ぎに幼虫、そしてサナギがあります。

成虫がワンちゃんやネコちゃんに付くと寄生後24時間から48時間後にはタマゴを産みます。
ノミの成虫はどうぶつ達の体の上で、平均して1日に20個程度のタマゴを産みます。

タマゴは、3-4日で幼虫になります。
幼虫の期間は7-18日程度です。

幼虫はサナギになります。
サナギは10日ほどで成虫になりますが、サナギのまま1年過ごすこともできます。

この繰り返しです。

成虫の生存期間は10-20日程度ですが、ほとんどはどうぶつ達がグルーミングをするときに食べられてしまいます。


ノミは予防すれば大切なお子さんには付きません。

フリー(Flea)フリー(Free)で快適に。

夏休み!

それは5月24日の夜ことでした。mist

骨折をした若いわんちゃんが来院されました。
お話を伺うと、元気すぎることで起こってしまった落下事故のようでした。
幸いにして、左腕の骨折だけで、その他には外傷も何もありません。

しかしながら、大切にそのわんちゃんを抱きかかえていらっしゃる飼い主さんは、ひどく心が折れている様子でした。
お気持ちは本当によくわかります。とても元気な盛りですから。

まだ若いその子は、もしかすると自分が骨折をしているとも思わないような感じで、動き回りたい様子でした。

痛々しい腕とは結びつかないその元気そうな様子を見ると、飼い主さんも僕たちもそれまで緊張していた表情がゆるんでしまいます。


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はじめにお近くの動物病院で応急手当が済んでおり、腕にはグルグルと包帯が巻いてありました。
その動物病院では手術がいつできるのかがはっきりとしないということで、来院前にご相談のお電話を受けておりました。

うちでは明日にでもできますよとお応えし、その後間もなく来院されました。

4月から当院に加わったドクターとレントゲンの検査をし、折れているところをいくつかの角度から検査しました。
左橈骨、尺骨の遠位2/3の横骨折というものでした。
プレートを入れて固定することにし、手術日は翌日、退院の目安は4-5日ということで準備をしました。

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骨折の整復手術に使うプレートです。

古代ローマ史に登場する人物の名前をつけてもらったその子は、手術もしっかりと乗り切り、術後には名前に負けない勇敢な姿を見せてくれましたよhappy01
(左腕はギプスをしていましたが)coldsweats01

とにかく体は元気ですので、動きたくて仕方がない様子。
これからの運動をどのように制限することができるかが心配でした。

それから1カ月半でほぼ運動の制限をなくし、手術から2カ月しなくても、全く問題なく回復していました。

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レントゲン写真はあまりよく写りませんねぇ。


ご自宅の近くにドッグランがあり、そこの芝生が今日から新しくなるとのこと。
どんどん遊んでくださいねhappy01
完治宣言をし、そのわんちゃん治療が終わりました。

元気いっぱいですので、今日から終わらない夏休みのはじまりですsun
(ちなみに、当院の診療スケジュールはこちらをご覧ください)

最後に・・この掲載を快く承諾してくださいました飼い主さまに感謝ですconfident

7月7日 七夕

ベガとアルタイルが1年に1度だけ出会う日。
しかし、雨だと逢えないmist

梅雨の晴れ間sun
今日は真夏のようでした。


そのような中、院内セミナーを実施しましたpencil
テーマはワクチンですhospital
常日頃取り扱っているものですが、新しい知見を求めて、メーカーの方に来て頂きました。

メーカーから2名来ていただき、1時間半ほどお話をしていただきました。

ワクチンは1年に1度だけなのか。
「他の動物病院では3年間大丈夫だと聞いた」そのような声もあります。
実際には、このメーカーの場合、本当はどれくらい空けても大丈夫なのかを調べるところだということでした。

そのような調査が行われると、1年に1度でないとやっぱりダメという結果が出るかも知れませんし、3年に1度でも大丈夫だという結果が出るかも知れません。

現在のところ、7-8種類の混合ワクチンについて、その一部であるレプトスピラ症のワクチンは、1年以内に接種するのがよいとされています。これは海外でも同様です。

レプトスピラ症のワクチンの効果は1年以内に低下する結果が出ているということです。

少なくとも、レプトスピラ症を含む7-8種類の混合ワクチンをするならば、3年間空けて接種するのはよくなさそうです。
現在出ているデータだけから判断しますと、レプトスピラ症を含まない2-5種類の混合ワクチンを3年に1度にして、レプトスピラ症のワクチンを半年から1年に1度は接種するのがよいのかも知れません。

まだ日本国内の充分なデータがありません。
当分は1年に1度の接種がよさそうです。

shineベガとアルタイルのようにconfident

この花は

この花を入り口に置いた時から、通り行く方々が足を止めていらっしゃるのを度々見かけましたtulip

この花は何という花?
この花はマンデビラという花です。

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NHKの趣味の園芸という番組で8月に紹介されるようです。

つる植物ということで、確かにつるがあるのですが、うちはそのつるが伸びるようにしてないので、伸び放題になってしまいました。

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育つには日光が大切なのですが、なかなか日が当たりそうで当たらないために、到着直後と比べて花の数が減りました。
残念。

梅雨が明けるまでもってくれれば、もっと盛んに花をつけてくれると願っています。
それにしても梅雨明け宣言が待ち遠しい、雨続きの夜でしたrain

往診

昨日の午後は予定がいろいろと盛りだくさんでした。
手術が1件、全身麻酔下での口腔処置が1件、そして往診が1件、その後で急患が1件。
そして午後の診療時間を迎えました。

この往診先は晴海だったのですが、久しぶりに月島から晴海へと橋を渡りました。
とにかく気持ちがいいconfidentですね。
眺めもいいですし、この季節のさわやかな風が川沿いに吹いてきます。
その川の流れも穏やかで、しばらくのんびりと川岸の釣り人を見ていたい、そんな気分でした。
このあたりは、高層の建物が立ち並ぶところですが、佃、月島、勝ちどき、そして豊洲のマンションもまた景観のひとつになっていて、曇り空でしたが、後ろで流れる雲に映えていました。

往診先は初診の方。
かわいらしいワンちゃんが玄関で迎えてくれました。
診察が終わったところで、景色がいいいところですね〜と思わず言ってしまいました。
飼い主さんは、川の上に建っているようなものなので、と。
このあたりは川の透明度も高いんですよ。
釣り船が何隻も浮かんでいる日もありますよと教えて頂きましたfish

わずかではありましたが、しばし緊張から解放された、そんなのんびりとした時間をすごすことができましたclover

7月になりました

昨日も今日もそうですが、朝、不思議なくらいに寒いですねcloud
半袖の服で外に出ますと、もう1枚着てくれば良かったと思いました。
もう7月なのに。

今朝、浜町の交差点からほんの少しだけ清洲橋寄りのトルナーレのピーコックの交差点で女優の賀来千香子さんを見ましたよ。
当然プライベートでそこにいらした訳ではなく、多くの撮影スタッフがまわりを囲み、何かの撮影のようでした。
ドラマかCMかなのでしょう。きっと。
少し前には、このあたりはドラマ「婚カツ!」で、中居君が何度も登場したところのようです。

動物病院のすぐ近くですが、ドラマ制作の方々には人気スポットなのかも知れません。


昨晩はスタッフと共にはじめて行くイタリアンで食事restaurantをしました。
大忙しだったこの3カ月間を乗り切れたことや、最近「先生、疲れていますね」って言われてしまって、反省しきりでしたので、みんなでモリモリ食べて元気いっぱいで7月も頑張ろう!ということで、トマトの名前が店名になっているトラットリアに行きました。

アラカルトを注文するときは、僕に任せてもらって、みんなには申し訳ないのですが、好きに注文しました。
ピザもメインも最後はお腹いっぱいになるまでみんな食べました。
お店に行く前は、ドルチェにタルトを食べようと思っていたのに、料理を頼みすぎたのか、とてもタルトはお腹に入りそうにありませんでした。

次ぎに行くときには是非タルトをお願いしたいと思いつつ、お店を後にしました。

次ぎの1カ月のためにたっぷりと充電できた夜でしたhappy01

これからの季節のお散歩

ブログ見てますよhappy01と、嬉しい声を頂くようになりました。
しかし、食べものネタが多いことも話題に。・・・反省。

今日は少し寒いくらいの朝を迎えました。
水天宮では、今日は土曜日の戌の日ということで、歩道の交通整理をしている様子。
近くのパーキングも参拝客の方々でしょうか、早くから駐車がはじまりました。

今朝はワンちゃんの散歩には最適かもしれませんね。
肌寒い感じはしますが、照ることもなく、降ることもなく、過ごしやすい朝です。

これからの時期にワンちゃんのお散歩で注意したいのが熱中症です。

熱中症は多くの場合、突然に発見されます。
また、回復不可能な状態にまで悪化することがある、本当に怖い症状です。

原因には、大きく2つの問題点があります。
ひとつはワンちゃんは体温調節が人に比べて苦手であるということです。
もう一つは、人よりも路面に近いところ(低い位置)にいるために、実は高温にさらされていることが多いことです。

ワンちゃんは人と違い、汗をかいて体温を下げることがほとんどできません。
ハアハアと呼吸をしながら体温調節をします。
人には耐えられる暑さも、ワンちゃんには苦しいこともあります。

また、真夏のアスファルトは、路面温度で50度を超えることがあります。
人はその路面からだいたい150cm以上は離れたところに顔がありますが、ワンちゃんは大きさにもよりますが、30cmから60cmほど。
しかも、温度を感じやすい腹部はもっと下にあります。

暑さが苦手な子達が、人よりもさらに暑いところにいることになりますので、お散歩の時間は選びたいものです。

人と同じように、暑い車内で熱中症になることもあります。
この場合、数分で熱中症になることもあります。

暑さが原因と思われる苦しそうなハアハアが始まった時、できれば体温を計り、40度を超えるような熱があれば特に注意が必要です。

まずは動物病院に来院されるのがよいのですが、ご自宅でできることとしましては、水のシャワーです。体全体にシャワーをかけますが、手足などからゆっくりとかけるようにしてください。あとは背中やお腹と、全体にシャワーをかけて、ハアハアが治まって、ワンちゃんが落ち着けばまずは安心です。
だいたい2-3分くらいずつ、2-3回は必要かも知れません。

早めに動物病院へ連絡をとって、受診されることをお勧めします。

予防は暑いところを避けて、いつでも水が飲めるようにすることですね。

注意はしすぎてもしすぎることはありませんが、本格的な夏はまだちょっと後ですね。
今は本当に気持ちの良いお散歩を楽しめる時期です。
気を付けてお出かけ下さいね。

水没携帯(2)

続きです。

我に返って、ネットでいろいろと調べてみました。
すると、水没携帯の修理屋さんを発見しました。

いくつかの修理屋さんのサイトがありましたが、ほぼ共通しているのは、まず水没したら電池をはずすこと、そして、決して充電をしないことと書かれています。

残念なことに、しっかりと充電中の携帯を電源から外し・・、この修理屋さんに送ってみることにしました。ダメもとです。

翌日には修理屋さんからメールで連絡がありました。
「携帯電話をお預かりしました。」
この修理屋さんは電話には出てくれないようです。
電話を試したわけではありませんが、ホームページからもそのような目には見えない圧力が伝わります。
連絡は必ずメールでするようにと。
(電話はかけてこないでねと。)

このようなところを信用してもよいのか迷いましたが、携帯電話の識別カードを抜いて送れば、少なくともイタズラはされないはずです。

予定よりも日数がかかりましたが、またメールで連絡がありました。
「ダメでした。」
いろいろと手を尽くしてくれた感じはします。
本当に職人気質で、頑張ってくれたようでした。

「直らなかったことは残念ですが、手を尽くしていただきまして、ありがとうございます。」
そのようにメールしました。

次には電気屋さんへ行き、機種変更の手続きです。

ここでもちょっと意外な出来事が待っていました。

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