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2009年8月

生活習慣

古くは成人病と言われていたもののようですが、今は成人に限らないということで、生活習慣病と言われますね。

最近、腫瘍の摘出を多く行っております。
癌(悪性新生物)はヒトではどれくらい多いのかを厚労省のホームページで調べてみたのですが、そこで気付くことは、ヒトの生命を脅かすものとしては癌だけではなく生活習慣病もかなり大きな割合を占めていると言うことです。

これはどうぶつにも当てはまるのかも知れません。

肥満傾向にあるワンちゃんが増えています。
飼い主さんからの「うちの子は肥満ですか?」
という質問に対しては、あまり痩せさせるためのお話はしない方かもしれません。

自分自身があまり食事制限が好きではなくて、おいしい物を食べることが楽しみですので、同じように、健康に問題がない範囲では減量よりも体重の維持をお勧めすることが多いです。

以前にも体脂肪率を測定して、体重だけではなく、体脂肪率で肥満度を測定することをブログでご紹介いたしましたが、これもよい方法だと思います。
見るからに肥満と言う場合を除きまして、隠れ肥満を見つけることができます。

生活習慣を言いましても、なかなか難しいのは、ワンちゃんやネコちゃんが、自分で食事を作るわけでもなく、買ってくるわけでもなく、そして冷蔵庫を開けるわけでもありません。
目の前に出されるから、それを食べるだけです。

しかし、これはちょっと厳しい意見かもしれません。
かわいい瞳に見つめられますと、毎回「我慢!」とはいきませんからね。


先日、あるワンちゃんの飼い主さんが、去年からマラソンを始められたと教えて下さいました。
もう1年以上続けていらっしゃるようです。
「ほら」と、ふくらはぎを見せてくださいましたが、いわゆるシシャモのようなふくらはぎでした。

マラソン大会にも参加されるとのことで、フルマラソンの経験もお持ちのようです。
今年はサンフランシスコで開催されるレディースマラソンに参加されるということでした。

別れ際に、「ブログ見てますよ。先生もパンがかり食べていないで、マラソンでもどうですか?」と、僕の生活習慣を指摘されました。

もっともなご意見です。
反省。
これからの季節はワンちゃんの散歩も、また、ヒトはヒトで、ジョギングやマラソンも楽しむにはよい季節ですね。

明日から少しの間は天気が崩れるということですが、それ以降は秋晴れの気持ちの良い日を期待したいところです。

ハリネズミ-昔の話-

先日、天気予報で大陸にできた秋雨前線を見ましたmaple
夏らしい日が少ないのに、もう秋がそこまできているんですね。

僕が考える夏!は、青い空、大きな入道雲、そして照りつける強い日差しと、強烈な暑さです。
そんな日は実際は暑くて大変ですが、これこそ夏だと思っています。


昔のことですが、ロンドンに行ったことがあります。
1度目は完全に観光です。
2度目は少しだけですが、ロンドン王立の獣医大学で講義を受けることができました。
The Zooといわれる、ロンドン動物園。
その中の1室で講義は行われました。

ロンドンはきれいに晴れ渡ることが少ない都市で有名ですが、そのことを身を以て体験しました。
いつでも天気がよくない。
降らないが照らない。

今年の夏は、そんなロンドンを思わせるような日が続きました。
逆に、すっきりとした青空が貴重に感じますので、そのような空を見ると、本当に気持ちが晴れ晴れします。


ところで、今日、ハリネズミさんが来院しました。
まだ若い子です。

これもまた昔話になりますが、懐かしい思い出があります。
まだ京都で仕事をしていた時のことです。
ペットショップのハリネズミを育てさせてもらったことがあります。

まだ小さなハリネズミで、鶏の卵よりも小さい頃に、母親代わりを探しているところでした。
まだミルクで育てなければならないために、2-3時間毎にカテーテルという管を胃まで入れて飲ませていました。
当然夜中もミルクは必要です。
おしりを湿らせたティッシュでトントンと刺激して排泄を促すことも必要でした。

次第に僕に馴れてきて、手のひらで眠るようになりました。
なかなか馴れない動物ですので、貴重な体験をしました。

白いそのハリネズミは、だんだんと成長し、自分で食事を摂ることができるようになりました。
それまで、かなりの長い日数を一緒に過ごしました。
いずれはペットショップに戻り、どなたかに購入されます。
僕が名前を付けるわけにはいけませんでしたし、そうすることで、離れられなくなることも心配でした。


動物病院の獣医師をしていますと、飼い主さんがいらっしゃることを充分承知ではありますが、外来や入院で診察をするどうぶつをまるで自分の子のようにみていることがよくあります。

不思議に思うことは、年々そのような思いは強くなります。
年々慣れて、そのような感情が希薄になることはなさそうです。

今日は久しぶりのハリネズミさんを診察し、とても懐かしい気持ちになりました。
ちょうど10年ほど前のことです。

柴犬-続編-

先週の土曜日に、柴犬の置物が届きました。
先のブログでご紹介いたしましたが、遠くからはやはり本物に見えるようです。
そう思って置きましたから、「本物だと思いましたcoldsweats02」と言われますと、ちょっと嬉しくなります。

この柴犬ではありませんが、この会社のわんちゃんの置物は、いろいろなところで活躍してきたようです。
・NHKの番組
・全日空ホテルモニュメント
・盲導犬協会の募金活動
・東急リバブルのディスプレイ
・笑っていいとも
・西武のディスプレイ
その他雑誌にも多数掲載された実績があるようです。

うちでは単純に皆様のご案内役です。

実は、当院に初めて来られる方で、入口の前からお電話をいただいたことがあります。
「カフェの前まで来たのですが、この近くですか?」
はじめは横のカフェかと思いました。
そしたら当院を外からご覧になり、カフェと思われたようです。

このように、特に初めて来られる方のご案内役として、この柴犬ちゃんに入口にいてもらえると良いのではないかと考えました。

名前は付けないようにしています。
僕の場合、名前を付けてしまうと、気持ちが入りすぎてよくなさそうです。
それでも付けてしまいそうですが・・、我慢我慢。

再発防止策

当院では明後日の18(火)、19(水)、20(木)は夏季休診日とさせていただきます。
→診療スケジュールのページ

お盆の間も、多くの来院がありました。
実は、お盆の間は皆様お出かけで、外来は少ないだろうと何となく思っておりましたが、そうではありませんでした。
また、去年より始めましたこのブログや当院ホームページで、診療スケジュールをご覧いただいてよかったですhappy01


ところで、これまで何度か膀胱結石手術の様子をブログでもご紹介いたしました。
今回もまた・・です。

ヒトもそうだと聞きましたが、ワンちゃん、ネコちゃんも一度膀胱結石ができますと、治療して治っても再発しやすいものですthink

今日、手術をしたワンちゃんもまた、2度目の手術だそうです。
1度目は他のどうぶつ病院で3年ほど前にされたとのことでした。

主な症状は血尿ですが、今回は加えて排尿困難というものがありました。

レントゲンと超音波検査で結石確認しました。
全身麻酔をかけて、お腹を開き、膀胱を切開してから結石を取り出します。

形からして、シュウ酸カルシウム結石だと思います。
正確な結石の種類を知るためには、結石分析の結果を待たなければなりません。

今日のワンちゃんはその後で、体表面の腫瘍摘出手術もありました。
膀胱結石と腫瘍の摘出でおおよそ1時間の手術でした。

膀胱結石は摘出手術は大変ではありませんが、この後の再発防止が大変に困難です。
基本的には結石分析の結果を基に、食事療法を行います。
これが大変です。

飼い主さんの心境としまして、「処方食だけではなく、これも、あれも与えたい」というお気持ちと、「処方食だけを与えるのが理想的なのはわかっている」というお気持ちの葛藤があります。
食事を楽しみするのはヒトもどうぶつも同じです。
それが、毎日決まったものだけを食べるとしたら、やっぱり嬉しいことではありません。

獣医師として、「処方食だけを与えて、それ以外のものは与えないで下さい」と言うのは簡単です。
しかし、処方食だけを与えなければならない飼い主さんと、それしかもらえないワンちゃんのことを考えますと、難しいなぁと思います。

一つのオススメは、面倒ではありますが、細かな尿検査です。
ある程度頻繁に尿検査をすることで、他の物を与えてもこの程度なら大丈夫というものが見つかることがあります。

膀胱結石の手術は、結石を取り除くことは一つの目的ではありますが、再発を防ぐことが最終的なゴールです。

どうぶつ病院と、飼い主さんと、ワンちゃんと、一緒に頑張りましょうね。
次ぎに手術をしなければならないとすれば、とてもとても残念なことですから。

柴犬さん

今朝早くに柴犬さんが来院しました。

09081501

とにかく元気そうです。
かわいらしい顔で、こちらを見つめてきます。
思わずこちらも笑顔になってしまいます。

千葉の松戸から来た柴犬さん。

写真にすると、とても作り物には見えませんねぇhappy01
今日から看板犬ですよ。

胃捻転

すっきりとした晴れの日が少ない夏ですねsun
曇りの日が多いので、お散歩の時間を例年よりは気にしなくてもよさそうです。


胃捻転のワンちゃんが来院しましたよdog
お水をガブガブ大量に飲むようになって久しい頃、いつものように大量に飲んだ後から様子がおかしくなったようです。

吐きたそうだけど吐けない。座りたいようだけど、座れない。横になったかと思うと、立ち上がる。
ヒイヒイないて、苦しそう。
そのようなお話でした。

体重が40kgある女の子(のワンちゃん)。
見るからに苦しそうです。

吐きたそうだけど吐けない
これは大切なキーワードです。
なかなかわからないこともあります。

お腹を触診すると、かなり胃が大きくなっています。
膨満していました。

触診だけでも充分に診断できる所見はありましたが、腸やその他も調べなければなりません。
すぐにレントゲンを撮りました。
胃はガスで膨らんで、かなり大きくなっています。
腸も既にガスが増えてきていました。

一刻も早くに手術が必要です。
とにかく胃捻転の手術は急げば助かることが多いですが、逆に時間が経てば回復困難です。
その時間とは、程度によりますが、12時間も経てば、おそらく助からないと思います。
6時間でもどうにかといった感じでしょう。

レントゲン以外に必要な検査を迅速に進めて、結果が出たところで点滴を始めながら麻酔をかけ、寝てくれたところで、開腹手術です。

胃が真っ赤になってガスと液体で巨大になっています。
切開して圧力を解除し、内容物を吸引します。
シュルシュルと胃は小さくなって血流が戻りました。
当然のことなのですが、こうなると胃は自然にもとの捻転していない位置に戻ります。
次ぎに捻転しないように胃をお腹や肋骨に固定することもありますが、今回はそこまではしませんでした。

ワンちゃんの健康状態などをいろいろと検討した結果、とにかく早くに麻酔から覚めた方がよいだろうと考えました。

少し時間はかかりましたが、ちゃんと覚めてくれました。
ホッとする瞬間です。

これから少しの間、回復が確認できるまで入院です。
しばらくは一緒に寝泊まりになりそうですよconfident

しろくまって?

昨日は東京湾の花火大会だったようですねnight
まだ一度も見たことがないのですが、いつかは見てみたいものです。
昨日、夜の9時頃に、隅田川を上流へ向かう屋形船が数隻連なるように進むのを見ました。
きっと花火大会を船上で楽しまれた方も大勢いらしたのですね。

隅田川の花火も、まだ一度も見たことがないので、また来年でしょうかねぇ。
楽しみは先に先に。

今日はスタッフみんなでしろくまを食べましたcoldsweats02
しろくまとはかき氷です。

09080902

取り寄せてみました。
鹿児島の名物店から冷凍で送っていただきました。

大きいだろうな〜との想像を超える大きさでした。
一人1個ずつあったのですが、みんな全部を食べることができず、ある程度小さくなったところで再度冷凍庫へ。

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750mlということですが、フルーツいっぱいで、ミルクも絶妙で、おいしさは満点ですね。
迫力もcoldsweats01

写真に写るサクランボである程度の大きさは伝わりますでしょうか。
ずっしりとした特大のかき氷でした。
普通のカップのかき氷の5倍以上はありそうです。

上のカップからはみ出した部分だけを食べただけですが、それだけでも体が冷えましたよ。
パーティーのデザートによいかもしれませんねぇ。

むじゃき」というお店で購入。

ウサギさんの手術

前日に初診で見えたウサギさん(推定5才の女の子)の手術を昨日午後に行いました。

食欲不振とお腹が張っているということでした。
見ただけですと体型は普通です。
この段階では、なかなかお腹が張っていると気付かれる飼い主さんはいらっしゃらないのですが、よく観察されているのだと思います。

前にも同じ事があったということでした。
大変心配なご様子です。

身体検査をしながらお腹を含めていろいろと触って調べました。
膀胱があるあたりに何か普通は触らないものが触れます。

子宮や膀胱があるあたりです。

いろいろと検査をしたり薬の反応をみた後で、手術が必要だとお話しし、そのまま進めることになりました。

ウサギさんの場合はわんちゃんともネコちゃんとも違う方法で麻酔をかけます。
ゆっくりと麻酔がかかり、お腹の中を見てみると、子宮が大きく腫れており、かなり厳しい印象を受けました。
子宮にできた腫瘍のようです。
ほぼお腹いっぱいに腫れた子宮をそっとそっと取り除き、いろいろな血管を処置して終わりました。

手術は順調に終わりました。
飼い主さんは目が覚めると同時くらいに面会に来られ、ゆっくりとお会いになった後ではじめて笑顔をみせて下さいましたhappy01

このような手術の後には、摘出した物をご覧になりますか?とお尋ねします。
見たい!と仰る方もいらっしゃいますし、結構!となることもあります。
ウサギさんの飼い主さんは、見ておきます。と、勇気ある回答。
でも、見てかなり驚いていらっしゃいました。
トレイに入れていたのですが、それごと持たれて、「重い・・」coldsweats02と一言。
こんな大きな物が入っていたなんて痛かったね。と声をかけていらっしゃいました。

手術日の夜があけた今では、まだ充分に食べるわけではありませんが、すっかり元気です。
リンゴが好きだと聞いていましたので、早速リンゴを用意しましたら食べてくれましたapple
バナナも好きだということでしたが、今回はウサギさんにバナナはあまりよくありませんbanana
残念ながら、バナナはおあずけですng

早くに飼い主さんの元に帰れますように。
もうしばらく体調を整えなければなりません。

何となくバナナあげたいな〜と思いつつ、よほど食欲がなければ検討ですねthink

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