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2010年2月

日帰りの旅に行ってきました

先週のことですが、日帰りの旅に行ってきました。
朝の外来を診察した後に新幹線に飛び乗って盛岡へ。
出身大学の研究室の教授が今年退官ということで、最終講義がありました。
学生時代にはとてもお世話になった先生です。


僕は病理学研究室に在籍していました。
病気になった動物を肉眼的な検査と組織学的な検査を行って診断する研究室です。
どのような異常があるのか、または、ないのかを所見にまとめ、結果どのような病気なのかを診断します。

よく皆さんがご存じのものとしては、例えば体のどこかにできものができたときに、それが癌なのか違うのか、また、癌だとすると、良性なのか悪性なのか。それを肉眼的に、そして顕微鏡を使った組織学的に調べて診断をする学問です。
病理検査と呼ばれるものです。


教授も助教授も僕が在籍していた頃と同じ先生のままでした。
教官との再会は2年ぶりくらいでしたので、それほど懐かしいと思うことはなかったのですが、仲が良かった同級生3人での会話はとてもとても懐かしい気がしました。


盛岡と言いますと、麺どころです。
わんこ蕎麦、盛岡冷麺、じゃじゃ麺が盛岡の3大麺と言われます。
学生時代によく食べた冷麺は今銀座にも支店ができていて食べることができます。
→盛岡冷麺のお店「ぴょんぴょん舎銀座店」へのリンク

僕が盛岡で一番食べたかったのが、よく行った定食屋さんの鳥飯(とりはん)と言う丼です。
まだやっているという情報はありましたので、今回も駅から直接そのお店を目指しました。
ちょっと看板が変わっていましたが、おじさんもおばさんも変わらずとてもお元気そうでした。
多くの学生が訪れるお店ですが、僕の顔を覚えて下さっていて、「卒業生だべ」と歓迎してくださいました。
変わらない鳥飯の味が嬉しかったです。


その後に最終講義に出席し、少し早めの新幹線で東京に帰ってきました。
今月もいろいろなことがありました。
大学への日帰り旅はよい気分転換になりましたよ。

ねこ-岩合光昭さんの写真展-

ある日突然にダイレクトメールで少し大きめの封筒が届きました。
中を開けてみますと、大きな猫ちゃんの写真が載ったA4サイズの案内チラシでした。
日本橋三越で開催されるイベントの案内が入っていました。

ねこ-岩合光昭 写真展-
3月3日(水)から15日(月)まで
と書かれています。
→詳細ページ(三越のイベント紹介)へのリンク

岩合光昭さんと言えばとても有名な写真家さんですから、ちょっと驚きました。
こんな近くへ来られるものなんですね。
「ネコが幸せになればヒトも幸せになり、地球も幸せになる!」という岩合さんのコメントもありました。
動物写真家。
優しい人なんですね。

岩合さんを知ったのは、学生時代、そうです、遠く遠く昔のことですが、スノーモンキーの写真集を見たのがきっかけです。
ナショナルジオグラフィックに興味を持ったのも、岩合さんのことを知ってからでした。
雪の中で遊んでいるニホンザルの写真がとても印象的です。
ちなみに、ニホンザルのことを英語でSnow Monkeyというようですね。

チラシを受付に置いていたのですが、結構多くの方がお持ち帰りになりました。
かなりの人気ぶりです。
ちょっと気になって、日本橋三越のページを見てみますと、チラシにはない情報があります!

以下、引用。

~あなたの自慢の愛猫の写真を会場に飾りませんか?~
あなたの愛猫の写真をお持ちください。
写真1枚と引換えに入場料を200円割引いたします。
※写真1枚につきお一人様ご優待いたします。※写真のサイズはサービス版に限らせていただきます。※作品は会場に展示させていただく場合がございます。※作品の返却はいたしかねます。


よろしければ、行かれる方は写真をお持ち下さいね。
良いことがありそうですよ。happy01

去勢手術

今月は男の子のワンちゃんに去勢手術をすることが多くありました。
去勢手術はおそらくはどこの動物病院でも日常の手術ですからめずらしいことではありませんし、当院でも然りです。

しかしながら、今回は特別です。
行った去勢手術の対象は中〜高齢のワンちゃんで、治療目的のものです。

全てが、いわゆる去勢手術ではありますが、若い子に行うものとは目的が異なります。
病気の治療の目的で行いました。
どのような治療目的で、いわゆる去勢手術が必要かといいますと・・。

1 精巣にできた腫瘍
2 前立腺肥大(前立腺過形成)
3 肛門周囲腺腫

精巣の腫瘍に対しては、摘出ができるのであれば行うのが最良です。
多くの場合の症状は、左右の精巣の大きさに違いがあることです。
これは見た目で判断したり、触って確認します。
健康面では無症状のことが多いと思います。

飼い主さんが左右の大きさが違う!と発見され、ご連絡を受けました。
高齢のワンちゃんですが、見た目が若々しく、とてもきれいにお手入れされている大型犬です。
手術は日帰りで行い、夕方には当院の近くを軽く散歩してお帰りになりましたよdog

前立腺肥大(前立腺過形成)は加齢性の変化です。
症状は排尿、排便困難です。
前立腺が肥大して、尿道や大腸を圧迫するようになりますと、排尿や排便が困難になります。

一人の飼い主さんは、高齢で足下がおぼつかないけれども、お散歩が大好きな子の排尿困難に悩んでいらっしゃいました。
若い頃は体重が50kgを超えていましたが、今ではそれほどではありません。
それでもゆっくりゆっくりではありますが、お散歩が大好で、これから春に向かうので、もっともっとお散歩を楽しみたいとのことでした。
尿道からカテーテルと呼ばれる管を入れて排尿を促していましたが、毎日のことですから、手術をして治療をする方法を選ばれました。
同様に日帰り手術。
11時に来院され、3時にはお迎えでしたよ。

もう一人はダックスちゃんの飼い主さん。
高齢ではありますが、とても元気です。
この子は、排尿困難だけではなく、排便困難もありました。
触診、レントゲン検査、そして超音波検査などで前立腺の肥大の程度を調べました。
昨日手術をしました。
日帰りでお帰りの後にいつもはチョロチョロとしか出ないオシッコがたくさん出たと喜んでお知らせ頂きました。
・・しかしながら、それほどの即効性はありません。

去勢手術を行いますと、前立腺は数日内に小さくなり始めます。
それよって排尿や排便が楽になっていきます。

・・おそらくは点滴をしたので、尿量が増えたせいかもしれませんよ。
そのようにお応えしましたが、飼い主さんは高齢のワンちゃんの手術にとても心配されていましたので、元気な術後をご覧になり、とても安心されていました。

最後のワンちゃんはお尻にデキモノができたとのことでした。
針で突いて調べてみますと、「肛門周囲腺腫」とよばれる腫瘍であることがわかりました。
この腫瘍には良性と悪性がありますが、多くが良性です。
しかしながら、針で突く検査(生検)だけでは良性、悪性の確定診断はできません。
良性でもどんどんできる場合もありますから、手術で取り除くことが必要です。
そして、この腫瘍の特徴として、男の子のホルモンの影響を受けて大きくなるとされます。
それ故に、去勢手術をすることで今ある腫瘍を小さくしますし、新しい腫瘍ができ難くなります。
この腫瘍の手術をする場合には、治療目的と再発をできる限り防ぐ目的で去勢手術が推奨されます。

どの飼い主さんも元気なワンちゃんをみて笑顔で帰られると、こちらもとても嬉しくなります。
通常の去勢手術とは異なりますので、目的が達成するまで治療が続きますが、それももうちょっとです。happy01

食道内異物

夜の診療時間があと30分ほどで終わるという頃に小さなワンちゃんが来院しました。


飼い主さんが夕飯の準備中に小さな角切り野菜が床に落ちてしまいました。
それを思わず飲み込んだワンちゃんの具合が悪いということです。
大量の泡を吐き出しながら苦しそうです。
心拍は不安定ですし、舌の色も良くなったり悪くなったりします。

その野菜は害ではありませんので、中毒は考えられません。
どこかに詰まっているようです。
ノドか食道か腸か。

すぐにレントゲン検査でノド(気道)ではないことを確認しました。
レントゲン検査のときにも泡を吐き出します。
まるでトロロ芋を大量に咥えているような感じです。

急変の様子や状態から食道に詰まっていると考えて、そのまま麻酔をかけて内視鏡検査をしました。
口の中も食道も泡でいっぱいで内視鏡の視界がよくありません。
泡を吸い取ったり、空気で食道を少し広げたりしながら内視鏡を進めてみると、野菜の欠片が食道に詰まっていました。

野菜ですので、物としては食べても大丈夫ですから、そのまま内視鏡を使って胃の中に入れました。
ひっかかりがありましたので、少しだけ抵抗がありましたが、ちゃんと動いてくれました。

麻酔からもすぐに覚めて、状態も劇的に改善しました。
むしろ、「何があったの?」と言う感じで、キョトンという様子です。

胃の中の異物はよくみます。
吐かせる処置(催吐)で解決する場合、内視鏡で解決する場合、手術が必要な場合があります。
食道内異物は手術が必要な場合は困難なことが多いですので、今回のように内視鏡で解決して、早くに回復してくれたのは不幸中の幸いでした。

食道内異物は大きさによっては心臓の働きに悪影響を与えます。
おそらくは1時間遅かったら、元気な姿を再び見ることは難しかったと思います。
逆に、ちゃんと治療ができれば元のとおりに元気に過ごせます。
何も後遺症もありませんし、その後の治療も必要ありません。

来院直後に診療を開始したとき、問診や身体検査の段階で、急変の可能性などをお話ししなければなりませんでした。
自然なことですが、飼い主さんの目には涙がありました。
今はぐったりですが、さっきまで元気だった子です。
原因もはっきりとしています。
必ず助かるという思いで、僕も看護士も必死でした。

すっかりと体調を取り戻し、ちょっと近寄ると怒るくらいに元気になりました。
お帰りの時には飼い主さんも僕も看護士も笑顔でした。
これからも元気に過ごせますよhappy01

日帰りの旅(の予定)

予定が予定どおりに実行できるかは直前までわからないのが動物病院らしいのですが、一応、17日(水)には日帰りで盛岡へ行く予定があります。

しかし、直前に離れられないお子さんが入院となることもありますので、予定はあくまで予定です。

この日は大学へ行きます。
(正確には、行く予定です。)
出身大学の出身研究室の先生が退官されると言うことで、午後3時から最終講義があります。
この講義を受けに行きます。

僕は (現) 国立大学法人 岩手大学 獣医学課程 獣医病理学研究室というところの出身です。
獣医師になるためには6年間大学へ通います。
その後に国家試験を受けて獣医師となります。
この6年間の大学生活のうちの後の2年以上を研究室で過ごします。

これは、うちの大学の話ですので、他大学や私学の場合は研究室に在籍する年数が異なるかも知れません。

研究室ですと、朝から夜までのほとんどの時間をそこで過ごすことになります。
うちの研究室はきまりがありまして、朝の8時30分入室→掃除などをして→午前9時にお茶会というものがありました。茶室でお点前を・・というものではなく、普通にお茶を飲みながら、いろいろな話をしたりするものです。
特別にミーティングというものでもなく、どちらかと言えば団らんですね。
これが夕方の5時からもあります。

お茶会に参加するのは、獣医病理学研究室のメンバー全員ですので、教授、准教授、など先生方と、研究室に在籍する5-6年生、そして大学院生や留学生です。

大学生活と言えば、大学に行ったか行かなかったかという日もありそうなものですが、うちの研究室に限ってはそれはできませんでした。
朝と夕方にお茶会がありますから。
これが堅苦しいものではなく、本当に気楽な団らんですので、参加するのがイヤだと思ったことはありませんし、むしろ楽しい思い出ばかりです。

僕は特別に教授にお世話になりました。
卒業論文の担当教官も、同学年の病理学研究室の中では僕だけが教授でした。
僕の卒業論文をオーストラリアの学会で発表することになり、教授と参加したこともありました。

学生時代ははるか昔のことになりましたが、今でも新鮮に思い出します。

ちょうど寒い冬の盛岡。
最も盛岡らしい季節かも知れません。

熊本で仕事をしている学生時代の親友と当日は東京駅で待ち合わせしています。
楽しみですが、急患がないだろうか、直前に体調を悪くする子はないだろうか、心配は尽きません。

予定が実行されましたら、後日またブログにアップしますね。

(日本橋動物病院)

東京マラソン

今月の最終日曜日、2月28日に東京マラソンが開催されます。
→東京マラソンのサイト

当院はちょうど東京マラソンのコース上にあります。
→東京マラソンのコース(PDF)

浅草の吾妻橋で折り返しがありますが、ここへ向かう人も、ここから折り返して帰ってくる人も通ところです。
そのために、結構長い時間交通規制があります。
→東京マラソンの交通規制(PDF)
茅場町一丁目から浜町中の橋までの新大橋通りは9時30から2時45分まで交通規制になるようです。

毎年のことですが、ランナーの多さにも驚きますし、沿道からの応援もすごいものです。coldsweats02きっと、この時期は、ランナーの方々は練習をされているのでしょうね。

いつも診療中で、なかなか走っている方を見ることができません。
交通規制がありますが、隅田川大橋は通れますし、お近くの方々は毎年通常どおりに来院されます。
新大橋を使われるお車の方々にはできるだけ早めにご案内するようにしております。

皆さん、どうぞ無事にゴールされますように。

(日本橋動物病院)

はじめの「何となくおかしい」が正しいこと

毎年節分のイベントがあった水天宮ですが、今年はなさそうですね。
もしかしたら何かアナウンスがあったのかもしれませんが、見落としてしまったのでしょうか。

椎間板ヘルニアのわんちゃん。
椎間板ヘルニアはその病気の重さによっていろいろな症状がみられます。
痛みだけであったり、足やときには手が麻痺したり。
はじめの症状ではなかなか気付けないくらいに、ほとんど症状が目立たない子もいます。

「何となくおかしい」
「何となく元気がない」

いろいろと調べてみると、椎間板ヘルニア症状であることがわかることもあります。
診断的治療と言いまして、まずは強くこの病気が疑わしい場合に、検査や確定診断ではなく、治療をしてみて、2-3日で良くなったら、この病気であると絞り込む方法があります。
それでも確定診断ではありませんが、元気になって症状が全くなくなり、快適な生活に戻ることができます。

しかしながら、重い場合、これは5段階のグレードに分けますが、グレード5の場合、治療は手術に限られます。
それでも完全に治るとは言い切れません。

このような場合、排尿障害がでることがあります。
感覚の麻痺によって、尿が出なくなってしまうのです。
これはこれで、膀胱炎の治療が必要なこともあります。

まず、手術を前提にした場合、MRI検査で椎間板ヘルニアの部位を特定します。
そこで、手術が適応かの判断と、回復率についておおよその予想を立てます。
費用、回復の見込み、そして手術に追加する治療方法、考えられる今後を飼い主さんと相談をします。

最も怖いものは、脊髄軟化症です。
これは命を脅かす症状で、MRIでもある程度「可能性」までは絞り込めますが、確定診断は症状がでないとわかりません。
また、治療方法がありません。

これは手術が終わってから起こることもあります。

重い椎間板ヘルニアは麻痺だけではない危険が潜んでいます。
何となく元気がないとか、どこか痛そう(どこだかわからないけど、抱っこすると「キャン」となく)から、後ろ足が麻痺して立たないまで、いろいろな症状があります。

僕は飼い主さんの「何となくおかしい」「何がと言う訳ではないけれども、いつもと違う」をとても大切にしています。
おそらくは何かがおかしいはずですから。

椎間板ヘルニアに関わらず、「いつもと違う」は共通して大切な感想だと思います。
すぐに良くなれば、問題は本当になかったのかもしれませんが、2-3日何となくおかしな様子が続くようでしたら、まずはご来院頂くのが早期解決につながるかもしれません。

のらネコさん

夜中の急患で、いつもワンちゃんを診せていただいている方からお電話をいただきました。
しかし、今回はいつも連れて来られるワンちゃんではありません。
のらネコさんです。cat

お仕事先の車の下から時々「にゃ〜」と聞こえるのだそうです。
しかしそれがどこから聞こえるかはわからない。think

やっと見つけたのはタイヤの近く。
でもそこから救出することができない。
どうにか覗いてみると、どこからか出血をしている様子。
ぐったりとして、動けないところをやっと救出できたとのことでした。

そのままお仕事先から当院へ。

自分のネコではない、しかも治っても飼ってあげることができない。
せっかく助けても、また外に離すのも難しい。
しかし、保護してくださった方は、まずは命優先ということで、治療をご希望されました。

検査の結果、膀胱炎→膀胱結石→尿道閉塞→急性腎不全→肝障害→さらに膀胱からの出血→重度の貧血→そして虚脱、という状態でした。

横たわったまま動かずに、意識はほとんどありません。
時々「にゃ〜」と鳴きますが、無意識に近い状態です。

保護された方は、かわいそうにな〜despairと体を撫でてくださいます。
かろうじて息がある程度で、動くことができません。

レントゲン検査をしてお腹の異常や骨折などがないかを調べ、血液検査をしました。
尿道カテーテルという細い管を通して排尿させます。
腕の静脈に点滴をつなぎ、血液検査で判断した点滴液を流しました。
体がかなり冷えていましたから、ヒーターをネコさんの部屋に入れて温めました。

翌日の血液検査では腎臓関係の数値が改善しましたが、貧血はかわらず、そして肝臓酵素も戻りません。
栄養状態も悪かったので、細い管をつかって胃に栄養を入れました。

当然のことですが、できるだけのことをする。
僕も可能な限りやらせていただきました。
看護士達も一生懸命やってくれました。

しかしながら、意識が戻らないまま3日目の午前中にゆっくりと旅立ちました。


もともと白いネコちゃん。
でも、のら生活が長かったからか、黒に近い色になっていました。
息がないことを確認した後で、看護士がシャンプーをして、丁寧にドライヤーをあてて、真っ白い元々のきれいなネコちゃんにしてくれました。

保護してくださった方はすぐに駆けつけてくださいました。
「きれいにしてもらってconfident。楽になったな、ゆっくりと眠れよ。」

「先生、苦しくはなかったよね。」

保護された方は、はじめは相当に悩まれました。
どうぶつ病院へ連れて行くべきか否か。
しかし、のらネコさんはお仕事先の車の下にいたわけですから、この子が望んだ場所とはいえ、そのままにはできませんでした。

元々意識がない状態です。
そのままでも人目を避けて旅立ったかも知れません。
連れてきてよかったのだろうかと。

結局は旅立ちの日は少し先に伸びただけかもしれませんが、大きな違いがあります。
安らかに旅立てたことです。
尿道閉塞はとても苦しい状態です。
閉塞が解除できて、お腹も満たされ、温かい部屋で休めたこと。

「苦しみませんでしたよ」

外で生活をしていた子。
人の手を加えるべきか否かは結論の出ない難しい問題だと思います。
しかし、ご縁です。
気付かれずには済まなかった場所にいたわけですから、この子なりのメッセージだったかも知れません。

この保護された方とその後お話をしました。
これまでもいろいろとワンちゃんの病気のことなどでお話をしてきましたが、今回はまた違う場面です。
長いお付き合いですが、さらに気持ちが近づいた、そんな気がしました。
これものらネコさんの力かも知れません。


安らかにおやすみなさい。moon3

この時期でも

気がつけば1週間ほどブログに書き込みしていませんでした。think

もう2月。
先月もいろいろなことがありました。
本当に最近は日々のタスクが多く、濃い日々を過ごしています。
多くの新規のどうぶつ達そしてご家族の方々との出会いもありました。


今日も顔にできた腫瘍を取ったり、胃を切開したりといった手術がありました。
腫瘍を取った子は手術後にご飯をしっかりと食べて、すでにお家に帰っていきました。
胃を切った子は少しの間入院です。
しかしながら、この子はとても元気で、終わって10分後には走り出す勢いがありました。
さすが、若さでしょうか。

最近の外来ではこの時期でも皮膚病が多くみられます。
転院されて来られる方々には圧倒的に多いですね。

転院されて来られる皮膚病の中には、長い間ずっと治療を続けていらっしゃる方が多いのですが、効果がある場合と、ほとんど効果がなく、お困りの場合があります。
皮膚病は治らない病気もありますが、これは決して良くならないという意味ではありません。

例えば、アトピー性皮膚炎は治らない病気ですが、痒みや炎症などの症状を軽くして、快適に過ごせるくらいに良くすることは難しいことではありません。
難しいのは、そのよい状態をできるだけ優しい治療で保つことです。
シャンプーを使った皮膚のケアであったり、サプリメントであったり、食事療法であったり、そして薬であったり。

皮膚病の程度はそれぞれ違います。
また原因も様々です。
まずは診断をしっかりとして、それぞれに合った治療が必要ですが、何よりスキンケアは大切です。
時には、スキンケアだけで治療が必要のない子もいます。

皮膚病はずっとうまく付き合わなければならない病気も多いですから、よい状態を保つために、薬以外の解決策を探ることも大切なことです。
これは時間のかかる作業ですが、いずれにしても明るい光であることが多いものです。

痒みの少ない快適な生活ができますように。

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