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高齢のどうぶつの手術

最近は手術が多いのですが、特に高齢のどうぶつの手術が増えています。
手術が必要となりますと全身麻酔が必要です。
特別高齢のどうぶつになりますと、全身麻酔の安全姓は若いどうぶつとは異なります。

飼っているどうぶつの麻酔事故のお話を友達や知り合いから聞いたという方がいらっしゃいます。
うちの子は大丈夫でしょうか?
当然のご心配ですよね。

100%安全保障のある麻酔や手術というものはありませんから、もしも「絶対に大丈夫」と言うと、その方が問題があると考えます。また、そう言われて安心されるわけではないと思います。僕であれば、逆に不安になるかもしれません。

このようなお話になりますと、僕は実績的にはこれまで手術や麻酔の安全については100%の成功率ですとだけお話しします。
しかしながら、この実績はこれまでのものです。
当然にこの実績を99%にしたくはなく、100%のままをずっとずっと維持したいと強く考えています。

手術や麻酔については慣れというものがなく、毎回そのたびに新鮮な緊張感があります。
これが良いのかもしれません。
一つ一つの行程を細心の注意を払いながら進めていき、もしもに備えて幾重にも確認し、あらゆる問題を想定しながら手術も麻酔も行います。

高齢の子。
15歳のワンちゃんと19歳のネコちゃんです。

15歳のワンちゃんは小型犬ではないので、小型犬ですともう少し高齢に相当すると思います。
検査の結果、開腹手術が必要だとわかりました。
実績的にはよいものがありますが、手術や麻酔について毎回安全姓についての説明は必要です。
高齢で開腹手術ですから安全姓は若い子とは異なります。
飼い主さんはその場で決断され、そのまま即日手術を行いました。
手術も無事に終わり麻酔からもすみやかに覚めてくれました。
高齢ではいろいろな問題が起こる可能性がありますが今回も杞憂で終わりです。
吐いてばかりで食餌を全くとらないという症状がありましたが、手術が終わるとすぐに吐き気は治まり、5日目には食餌を自分からとるようになりました。
ご面会にはご家族の方数人が来られました。
手術中、その後の入院中、よい経過で、予定どおりの退院日を迎えて帰って行きました。

19歳のネコちゃんは腫瘍の摘出です。
骨の近くにできた腫瘍が大きくなって、ネコちゃんには大きな負担になっていました。
身体検査をして手術前の検査をしました。
手術と麻酔に問題なし!と判断をしましたが、やらなければわからない問題もありますから、楽観的にお話をすることはできません。
それでも、こういう場合「100%とは言い切れませんが、まず問題ないと予想しております」とお話しするようにしています。
このようにお話しして、結果何か起こったらどうするか。そんなことは考えていません。
懸命にできるだけのことをするだけですから。飼い主さんにご心配をおかしたくはありません。
保身が先に立つことがあってはいけないと思っております。

最終的にこのネコちゃんも、手術が終わった日からモリモリと食欲があり数日観察をした後で無事に帰っていきました。

できることをコツコツとやるだけです。
毎回緊張をしながら。

そしてまた今日も明日も明後日も手術です。

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