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2014年12月

ガラパゴス化?

羽田からロサンゼルスに到着した時は雨でした。
地中海気候で雨とは無縁かと勝手に思い込んでいましたが違うんですね。
ラスベガスでもまだよい天気は見ていません。
東京はよいお天気と聞きました。

今回の渡米では2つの外科コースに参加します。
ひとつは小型犬と猫の整形外科として、骨折や膝の関節に起こる問題を手術で治療する方法がテーマです。
もうひとつは獣医領域の神経外科ですが、いわゆる背骨の骨折や脱臼を取り扱います。

それぞれが2日ずつあります。
計4日間のコースですが、間に2日間も何もない時間があります。
どちらのコースも実際に手術を行います。
話を聞いて手を動かしてを繰り返します。

Image1_4

今回はほとんどがアメリカ人で時にカナダから、そして香港からも来られていました。
いつものことながら日本人は僕だけです。

実際に手術を行ってみると、いろいろと違いがありますが、だいたい似たようなスキルの方が多いなかで、多くの獣医師が実際にはあまりこの種類の手術を行っていないのかも知れないと思いました。

海外のコースに参加するといろいろなことを思います。

日本とアメリカを始めとする海外の獣医師との違いです。
海外には専門医という方々がいます。
外科には外科の専門医がいます。
日本には専門医制度がありません。

どのような違いが出てくるかといいますと、例えば海外では椎間板ヘルニアの手術が必要であれば、それは専門医の仕事です。
専門医ではない獣医師は一般診療の獣医師と言われ、ジェネラルと呼ばれています。
このジェネラルが椎間板ヘルニアの手術をすることはないようです。
必ず専門医が行うようです。

しかし日本では専門医がいないために、椎間板ヘルニアの手術が必要な時に実際に行うのはジェネラルです。それはジェネラルしかいないから。
しかし、全ての獣医師がこの手術ができるかと言いますと、答えはNoです。

海外ではジェエネラルが手を出さずに、専門医が行う手術ですから、日本の獣医師の誰もができるということはありません。
当然ながら、日本で椎間板ヘルニアの手術を行う獣医師は少ないのが実情です。

海外で専門医になるのは、その国に住んでいる獣医師にも難しいものです。
誰でもすぐになれるものではありません。
つまりは椎間板ヘルニアの手術を行うためにはジェネラルよりも長い間のトレーニングが必要になります。

日本では基本的には獣医師免許というところで見ますとみんな同等です。
あとは自身でやれるようになるかどうかです。
そのようなことで、僕のような者でも手術を行いますし、海外であれば歯科の専門医が行うであろう治療も行ったり、眼科の専門医が行うようなことも範疇に入ってきます。

専門医の制度がないことで、実際に精力的に行動すればできることを増やすことができるということです。

この辺りはガラパゴス化と表現してよいのかどうかですが、他国から孤立した体系が存在するような気がします。

時々、日本の獣医師と海外の獣医師とのレベルはどちらが上ですか?と聞かれることがあります。
これは簡単な回答はありません。

日本にはジェネラルしかいませんから、海外の神経外科の専門獣医師群と日本のジェネラルで神経外科を行っている獣医師群とを比べると、海外の獣医師群の方が腕はあると思います。
しかし、海外のジェネラルで神経外科を行っている獣医師はいないはずですから、そことの比較では日本の方が断然上だと思います。

もちろん群ではなく個別に見た場合、神経外科の手術で海外の神経外科専門医と同等かもしかしたらそれ以上の日本の獣医師もいます。

そのような環境の違いを知るにつけ、日本でやっていて良かったと思います し、これからも精力的にできることを増やしたり、能力を高めていく努力を続けていこうと思っています。

僕は整形外科が苦手です。
それが故にもっともっと高いところを目指したいという目標があります。

ずっとずっと勉強が続く世界です。
専門医制度がないことで、広げたい場合には無限にも広がるフィールドがあるようなものです。
僕にとっては、生涯好奇心を保ち続けられる天職なのかも知れません。

トラブル?

東京のお天気はいかがでしょうか?
寒いには違いありませんね。

アメリカの外科コースに参加するために、来週の火曜日まで園田が留守をします。それまでは代わりの獣医師が診療を担当させていただきます。

園田の診察は11日木曜日の診療からです。
ご迷惑をおかけいたします。






今は外科コースの開かれるラスベガスにいます。
一応無事に到着できました。

今年2月のアイオワ州立大学の神経外科コースに参加したときは、吹雪でシカゴからの乗継ができずに困った経験をしました。

今回はロサンゼルスからラスベガスへで乗継がありますが、心配はしていませんでしたが、少々トラブル未遂がありました。

もともと8時30分になっていたロサンゼルス発ラスベガス行きですが、ボードで確認しますと9時出発に変更になっていました。

まだ時間に余裕がありましたから、日本にいる日本橋動物病院スタッフとインターネット経由で会話などしていました。
あと10分で8時30分というところで切り上げて、出発ゲートの59番に行ったところ、ボードには出発済とでています。wobbly

出発が30分遅れるはずが、本来の出発よりも8分ほど早くに出てしまったとのことです。

59番ゲートの近くにずっといたのに、人の動きはなかったはずでしたが、いつの間にcoldsweats02

すぐに59番ゲートにいた係りの人に飛行機は行ってしまったの?と聞いたところ、行ってしまいました。と。

えっ?まだ本来の時間でもありませんよねって聞くと、ゲートの係りはわからないから、ずっと向こうの案内所で聞くように言われました。

案内所までダッシュしました。
多分日本ではないだろうと思いますが、時間や搭乗ゲートが簡単に変更になります。
案内所は3人くらいの人が順番を待っていて、自分の番がくるのがかなり長く感じました。

まだこれからの時間、別のロサンゼルス発ラスベガス行きがあります。
それには席はあるか?無いなら他の航空会社ので行こうか?預けてある荷物はどうしようか?
他の航空会社はどのターミナルからでるのか?そっちには空席があるのか?

さっきまで、日本の動物病院スタッフと和やかに話をしていた自分はそこにはなく、久しぶりにかなり焦りました。

やっと番がきて案内所の人に聞くと調べてくれて、コンピューターの故障で案内ボードの情報は誤りで、まだ飛行機は出発していません。bleah

またゲートまでダッシュです。

まったくどうなっいるのでしょうか。
出発ゲートの係りがよくわかっていないとは。

そんなこんなで無事に予定の飛行機に乗り、ラスベガスに到着。荷物も受け取り、ホテルに電話してシャトルバスで迎えに来てもらってhappy01

ちょっとバスを待つ場所がわかりにくかったですか、無事にホテル到着です。

明日からと言いますか、あと3時間くらいしたら外科コースの初日です。
頑張りますよ。

必要などうぶつ達に、しっかりとした手術を提供できますように。

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