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寂しい思いをさせました。と、

天気予報は雪で、積雪もあるとのことですが、まだ冷たい雨。
これから雪に変わるのでしょうかね。

今回はお腹をこわしたワンコが来院しました。
10歳と過ぎた初診の患者さんです。
当院のパンフレットをお持ちで、何かあったら伺おうと思っていましたとお話しされました。
いつもは遠い所のかかりつけに行かれていたようです。

お持ちになったのは上からも下からも真っ赤なものが出たとのことで、それらが付いたシートでした。
どれくらいついているのかと見てみますと、慣れているはずの私でさえエッ?と思わず言ってしまうほどの量でした。
普通のトイレシーツが一面真っ赤でした。

一見してとても重い症状です。
検査の結果がわかるまでは良くなる可能性も一気に悪く変化する可能性もあります。
大切なことですので、飼主さんにもお使えしました。

元気もなく、食欲もなく。
ただただ上からも下からも。
そして量も多くて。

飼主さんは相当にお疲れのようで、もしかしたら昨晩はお休みになられていないのではないかと思うほどでした。
病状が軽いものという印象はありませんでした。
とにかく急いで検査をして治療を開始しなければ。

飼主さんに問診をしてから検査に入りました。
さしあたってわかる範囲で私の印象をお伝えしました。
何かストレスはありませんか?
そう話したところ、いろいろとストレスの原因があるようで、この子には寂しい思いをさせました。と、後悔のような反省のような、そのような言葉がありました。

さしあたっての診断は大腸炎です。
原因にはいろいろとありますがストレスも大きな原因になりますので、問診では必ず聞くところです。

ご自身のこと、そしてご両親のことなどで、飼主さんご本人がとても心労が大きい状態にあって、そしてこのワンコも不慣れなところへ預けなければならなくて、そこから帰ってきたところでこの症状が始まって。

まずは検査の結果、膵臓の酵素が高いくらいは目立った異常はありませんでしたから、大腸炎、膵炎、ということで治療をはじめました。

初日は上からは治まりましたが、下からは続きます。
入院しての治療をご希望されましたので、静脈点滴を中心とする治療を開始しました。
次第に下からの量が減ってきて、日々改善の様子がみられるようになりました。

元気は初日以外はとても元気になり、数日でもう入院は必要ないだろうというところまできました。

飼主さんはご家族の方にいろいろとご心配なことがあり、おうちで迎えて症状が繰り返すととても心配とのことでした。そこでもう少し入院を希望されました。

検査数値も安定し、食欲もしっかりとあり、今日から症状は全くみられなくなりました。
また夕方に飼主さんとお話をする予定です。

初めて来院された動物病院で入院あり、治療あり、そして重篤な症状があり。
飼主さんもとてもはじめは心配だったに違いありません。
今では笑顔もでるくらいににこやかにお話してくださいます。

お年はそれなりですが、まだまだ元気いっぱいです。
もっともっと一緒に過ごせそうですよ。

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