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2015年4月

最近の待ち時間のご案内

昨日は心地よい日でしたね。
吹く風も、天気も。

これからどんどんと気温も上がるのでしょうか。
暑い夏がやってくるのでしょうか。

この時期は病気のワンちゃんだけではなく、元気な子たちもいろいろな予防で来院されています。
特に週末や休診日明けの待ち時間が長くなっています。

待ち時間についてのご案内です。
まずは曜日から。
月曜日 やや待ち時間が長めですthink
火曜日 比較的短めですconfident
水曜日 休診日
木曜日 やや長めですthink
金曜日 比較的短めですconfident
土曜日 長めですhappy02
日曜日 長めですhappy02

そして時間ごとです。
9時から10時 やや長めですthink
10時から11時 比較的短めですconfident
11時から12時 長めですhappy02

5時から6時 やや長めですthink
6時から7時 比較的短めですconfident
7時から8時 長めですhappy02

上のとおりにならないこともありますが、概ね最近の傾向です。
どうぞご参考にしてください。

子だくさんのお母さん -クッシング症候群-

もう少しすると暖かい日がくるという予報がとても嬉しくなりました。
それにしても寒いですね。

数年前のことです。
まだ開院して間もない頃でした。
お腹に赤ちゃんがいるお母さんワンコを預かることになりました。
出産介助をご希望でした。

5月の連休中で休診日のために人手が少なく、また確かな予定日が確定していなかったために連日ワンコの体温を測定していました。
出産前に下がる体温まで下がったので泊まり込んでの出産介助でした。
夜中で僕一人だけしかおりませんでしたので、緊急の帝王切開になった場合には看護師にコールすると伝えてありました。

夜中から破水に続き出産がはじまりました。
生まれては体を拭いたり温めたり、呼吸を確認したり。
明け方までかかりましたが、無事に5匹の赤ちゃんが生まれました。

とてもよくお母さんをしてくれて、子供達もお母さんを頼りにして。
飼主さんも大変に頑張って、そして楽しみながら見守っていらっしゃいました。

数年の後、そのお母さんがある日から水をたくさん飲むようになりました。
トイレに行く回数も増えてきました。
典型的なクッシング症候群の症状がみれら、検査をすると明らかな陽性でした。

子供達とは一緒に暮らしていますが、もうみんな立派な成犬になっています。
お母さんは疲れたみたいに、元気がない日も多くなって行きました。
クッシング症候群の治療はお薬を飲むことで行います。
お薬を飲み、ある程度の期間毎に特別な検査をします。
ACTH刺激試験という検査です。

臨床獣医師の中では、治療方法は知らない人はいないと思います。
どの獣医師もある程度の治療経験があるはずです。
そして突然に亡くなってしまうことが多いということも治療経験がある先生ならば知っていることです。

ある大学の先生とお話をしていたとき、クッシング症候群の治療は必要かということが話題になりました。
正直難しい質問だと言われたのを覚えています。
では何のために治療をするのか。

治療を急ぐことでよいことがあるのか、あるいはないのか。
まずは診断をしっかりとすること。
いくつかの検査を組み合わせる必要があり、慎重に行うことが大切で、むやみに薬をはじめるべきではないと考えています。

このお母さんワンコは数年の治療経過の後で、突然のお別れをしなければならなくなりました。
それまではお薬の効果も高く、検査の結果もとても安定していました。
治療が非常にうまく行えていたという実感があります。
それもかなりの長い間。

出会いからの年月を考えると、とても印象深い子でしたし、飼主さんの思いにできる限りお答えしたく、懸命に治療をした結果でした。
その後、飼主さんは子供達みんなの健康診断を希望され、今みんな元気に過ごしています。

しかしながら、お母さんワンコがいなくなったことは本当に悲しいできごとでした。
このことがあってから、治療を急ぐことよりも優先すべきは確定診断で、もし確定した場合、治療開始は慎重に飼主さんとお話をするようになりました。

お薬を飲むとすぐにいろいろな症状が改善し、このままずっと一緒にいられるような、そんな気持ちになります。
しかし、それは表面上の取り繕いかも知れません。
しっかりと今後を見据えて、期待と覚悟でつき合わなければならないこともあります。

水を飲む量が減った。トイレに行く回数が減った。
それだけであとは定期検査を繰り返すだけだと、十分ではないと考えています。

どの子も思入れがあるからこそ簡単な教科書とおりのことだけでいけないと思っています。

臨床獣医師としての少ないながらも内容の濃い体験はどうにか活かしていきたいと思っています。

4月11日(土)、12日(日)

雪が降ってから寒い日が続いていますね。
皆様、お風邪等引かれませんようにconfident

明日、明後日の4月11日(土)12(日)は通常どおりに診療を行います。
当院の前の通りが工事のために通行ができません
お車で来院されるときには、当院の前をのぞくパーキングをご利用くださいませ。
ご迷惑をお掛け致します。

クッシング症候群

snow
サクラが散った後にも降るんですね。
以前に東北で生活をしていた頃に、サクラ満開の枝に降り積もった雪がとても新鮮だったことを思い出しました。

クッシング症候群という病気があります。
これは腎臓の近くにある副腎からホルモンが過剰にでてしまうことでいろいろな症状が引き起こされる病気です。

主な症状は水をたくさん飲む、そして尿の量や回数が多いというものです。
この、飲水や尿についての症状は他の多くの病気でもみられますので、それだけでクッシング症候群と決めつけることはできません。

診断にはいくつかの方法がありますが、このひとつの検査をすれば100%はっきりと白黒つけられるというものはありません。
大切なことはいろいろなことを総合的に判断したり、いくつかの検査を組み合わせることです。
血液検査、超音波検査、ACTH刺激試験、低容量デキサメサゾン抑制試験と呼ばれるものです。時に、CTやMRIも有用です。

クッシング症候群で過剰になるホルモンはストレスホルモンとも言われます。
これらの検査のときには、できるだけ他のことを止めて、ストレスをかけないようにすることも検査結果正しいものにするためには必要です。

いろいろな情報はインターネットにもあるかも知れません。
今回、この病気をお伝えしたかったのは、この病気になるとどうなるのかということです。

いわゆる予後です。
クッシング症候群にも分類があります。
多くの子(クッシング症候群の子の80-85%)にみられるのは下垂体性副腎皮質機能亢進症(PDH)と呼ばれるものです。
このPDHの場合、ワンコの年齢や治療方法にもよりますが、平均的な生存期間は30か月ほどです。

この病気になってもとても元気に見えるので、予後を意識しないで治療を続ける飼主さんもありますが、実はこのような統計があることも確かなことですので、このことを知りながら治療や検査をすることも大切だと思っています。

当院でも少なからず治療を継続している子がいます。
診断につながる検査はとても簡単なものですが、診断を立てるまでは慎重に行っています。
ひとつの検査結果で短絡的に決めつけるのではなく、いくつかの検査を組み合わせて判断するようにします。
飼主さんと病気のことや治療のことをしっかりとお話をして、そして予後のこともお話をして。

若い子ですと5年以上の生存ができることもあります。
それでもお別れは突然です。

次のブログで、クッシング症候群で僕のなかで印象深い子のお話をご紹介させてもらいますね。

それにしても、今日が休診日でよかった。
雪はもう止んだかな?
皆様お風邪等ひかれませんように。

サクラ

サクラの花が水天宮前の通りで見頃を迎えるころ、当院は開院記念日を迎えます。

150407

開院から満8年。
早いもので、...と言うところなのでしょうが、懸命に進んできたそれなりに長い道のりでした。
どうぶつ達からも飼主さんからも非常に多くのことを学びました。
それは獣医学だけではなく、「人」についても勉強させていただいています。

人と人。
どうぶつのご家族の方々に1対1で真剣に向き合うこと。
そのために大切な家族であるどうぶつ達に全力で応えていくこと。
それが大切なことなのだと考えています。

うれしいことも多く体験させていただきました。
生涯続く学びの時間、また今後ともご指導いただけますようお願い致します。

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