どうぶつ診療

このブログは移動いたします。移動先は、

寒い朝でしたね。
それでも立春。日中は暖かな時間もありました。

このブログを読んでいただいています皆様にお知らせがあります。
日本橋動物病院のホームページが新しくなり、それにともないまして、ブログも引越しをいたしました。
過去のものも、しっかりと引き継いでいただきました。

昨年途中から、ブログのアップができなくなっておりました。
いつもブログの感想についてお声をかけていただく皆様にお知らせが遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

これからは新しいサイトで、不定期ではございますが、できるだけ頻繁にアップいたします。

→日本橋動物病院の新しいホームページ
→日本橋動物病院ブログの引っ越し先

今回のホームページのリニューアルにともない、facebookのページも作りました。
あわせてご覧ください。

このブログへの最後の投稿でした。

お知らせがあります。

新しい年になり、寒い日が続いていますが、さらなる冷え込みが明日からという予報ですね。雪が降るかもしれないと予報士さんがお話していましたよ。

ところで、このブログですが、当院の新しいWEBサイトを制作中で、そちらに移行準備中です。来月には新しいサイトができ上がる予定ですので、それからは更新は従来取りに行っていく予定でおります。

年始にゆっくりとブログを読みましたというお声をいただき、更新ができていないことを心苦しく思っていました。
今は別のファイルに掲載予定のブログ記事を書いているところです。
ちょっとだけ楽しみにしていてください。

立つときに足を痛めました。 - 犬の股関節脱臼 (FHO) -

かなり久しぶりの更新になりました。

ホームページのリニューアル計画が進行中です。
このブログを残すかどうかを検討中です。
今回は前の更新から暫く振りの投稿になりましたが、これからは休診日の毎週水曜日に更新しようかと考えていまして、できればこのままブログを残すつもりです。

僕がまだ開業をする前から診せていただいているワンコがいます。
いろいろな病気があり、手術もたくさんやって、それでもいつも元気でした。
とても食いしん坊さんということで、お家の方はいつも体重を気にしていました。
お散歩中に近所の方々からいろいろなお裾分けをもらって、ヤクルトももらって。

この子は病院が好きだから、お家の方はそう言ってくださいますが、最近はお家の周りを歩くのがやっとになって、病院の近くまでお散歩ができまくなりました。
以前は病院の前まで来ると、治療の日ではなくても、グイグイとリードを引っ張り、中に入るんだ!という意思表示をいつもいつもしてくれていました。
今回は足を悪くして立てないということでした。
足を伸ばしてみると、とても痛そうになきます。
X線検査を行いました。
右の股関節が脱臼しています。
股関節には靭帯や関節包と呼ばれる組織があり、簡単には脱臼しません。
今回は立ち上がろうとしただけで脱臼したようでした。

まずは全身麻酔をかけて、寝かせた状態で脱臼を元に戻してみることにしました。
ゆっくりと力が抜けていき、クークーと寝始めた頃に、脱臼している股関節を元に戻してみました。
何回かトライしたところで、カクッと入りました。
そして再度X線検査を行い、脱臼が整復されていることを確認しました。

しかしながら、元々簡単には脱臼しないはずの股関節が、ただ立ち上がろうとして脱臼したということには大きな意味があります。
元々かなり問題があったと考えるのが自然です。

お家の方には、またすぐに脱臼してしまう可能性があること、もしそうなったら、手術をする必要があることを説明しました。
次の日も来院していただくようにお伝えし、手術についての概要もお伝えしました。

翌日午前中に来院されたときには、もうすでに脱臼してしまっていました。
いろいろなお話は前日にできていますので、細かいお話だけをして午後の手術に備えて追加の検査を行いました。

このような場合、僕は数名の獣医師の先生に相談をします。
外科、特に整形外科の場合、やり方は一つではありません。
いくつかのやり方があり、どれが最も良いかを決めかねる場合もあります。
そのいくつかの方法で手術ができないと、そもそもの選択肢はありませんが、このようなときに、相談して、他の先生ならどうされるのかを聞くことにしています。

これは決して恥ずかしいこととは思っていません。
特に海外であれば、誰にも相談することなく、一人だけで決めてしまうことは少ないようです。
この子には糖尿病の病歴があり、年齢も高めです。
そして最も気になることろは、普通に立とうとして、股関節脱臼をしたということです。
僕も、相談をした先生も、FHOという手技を選択しました。
これは大腿骨頭切除という方法で、本来は股関節脱臼の治療ではありません。
しかしながら、股関節脱臼でこの手術方法を選択されることは非常に多いと思います。

飼い主さんにもこのことを説明し、その後どのようなことが可能になるのか、また不可能なことはどのようなことかをお話しました。

麻酔をかけて、ゆっくりと寝かせたところで手術を始めました。
脱臼している股関節ですので、FHOの展開は難しくありません。
特別に問題なく終了し、出血も少なめにできたと思います。

これからは、どちらかというと脱臼していた足のことよりも、糖尿病のことを考えないといけません。
食欲は術後から旺盛です。
それは嬉しいことですが、血糖値がなかなか良い数値に抑えられず、しばらくはつきっきりの入院が必要です。

まずは手術は乗り切りました。
ちょっとお腹が空くかも知れませんが、元気になるためだよって言いながら、食事制限もしています。

また走って来てくれると嬉しいなーと期待しながら。
術後の経過、そして1日経った様子を飼い主さんに報告し、食欲は何も心配ありませんと言うと、笑って安心されていました。
このまま笑顔で退院の日を迎えたいものです。

午後休診のお知らせ

8月25日(木)の夕方休診いたします。

台風がたくさんやってくるようですね。
風が強いと言われていますが、まだ午前9時では雨だけです。
嵐の前、なのでしょうか。

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8月25日(木)は診療時間を変更し、夕方は休診いたします。
受付時間
午前9時から12時午後2時から4時まで

心臓の病気の勉強会があります。ご迷惑をお欠け致します。
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蚊取り線香

暑い日になりました。sun
ムシムシしましたが、こうやって夏が近づくんですねpenguin

週末は外来が混雑して、来院された方々にご迷惑をおかけいたしました。
おそらく一番お待ちになられた方は2時間程だったと思います。それでも、「お待たせして申し訳ありませんでした」に対して、「いいえ、とんでもないです」と返していただけるのは感謝の気持ちしかありません。

ご期待に応えられるように努力致しますから、もしお気づきのことなどございましたらお声を聞かせてください。

往診で皇居を再び訪れたときのことです。
この日は一般の方の入場はできない日だったので、大手門は大きな扉で閉ざされていました。

そこから訪問者の札をいただき、入りますが、静かな皇居はまた新鮮でした。お話を伺うと、このような日にしかできない植物の手入れや、皇宮警察さんの訓練などが行われているのだそうです。

皇宮警察さんに、どれくらいの人数の方が皇居でお仕事をされているか聞いてみますと、かなりの数で、山陰地方のある県の警察官の総数とほぼ同じだということで驚きました。

この日は健康診断最終日で予防接種の日でした。内科検診を行い、前頭の予防接種も済み、手洗い場に案内された時にふと懐かしい匂いがありました。

蚊取り線香です。

僕がまだ幼いことろには夏になると町のいたるところで漂っていた匂いです。
最近はあまり目にすることがなくなっていました。

その蚊取り線香はペット用で、人にも動物にも優しいもの。
皇居は東京の真ん中にありながら、とても緑が多く、森の中にあるといっていいくらいの木々に囲まれているところもあります。

野生の動物も出るそうですが、夏場になると虫も多くでそうです。
扇風機、蚊取り線香、豊富な緑。
東京の中心地とは思えない静かな環境でした。

新しい家族

梅雨の晴れ間。
暑くなりそうですねsun

新しい子を迎えました。
そう言って診察室に入って来られたのは、近くにお住まいの方です。
少し前ですが、これまでずっとかわいがってこられたワンコと悲しいお別れがありました。

お父さんは特にその子といつも一緒でしたから、僕が一番心配したのはそのお父さんのことでした。
新しい子はとても人懐っこくて元気な盛りです。お父さんも元気になりました。
そう娘さんもお話しくださいました。
相当元気をなくしていましたから。と。

こうして新しい子を見せていただけるとまたこれから始まる新しい生活が目に浮かびます。
お父さんが笑顔でお散歩されるのだろうとホッとします。

ちょっと嬉しい日になりました。

お腹にいっぱい - 犬の誤飲 -

梅雨入りしていたんですね。
よくないことですが、ここ数カ月テレビを観ていませんでした。
ニュースも何もcoldsweats01

昨日、梅雨入りのお話を飼主さんとしていて教えてもらいました。
反省しています。
今日はよい天気になりましたsun

先日来院されたときに、ワンちゃんが小さな布を食べてしまったというお話をされました。ご来院の目的は別にあり、今は特別に調子がいいし、これまでもいろいろと異物を食べているがその都度出て来ているとのことでした。

次の日です。
何度も吐きそうにする。物が出て来ない。おそらく、その布のせいではないかと再来院されました。
レントゲンではほぼ空っぽのはずの胃がかなり膨らんでいます。

内視鏡検査をしました。
口から入れますとすぐに食道に入りますが、食道が赤く炎症を起こしていました。
その後内視鏡が胃に入るとすぐに布と真っ黒い物が見え、それとは別に布が見えました。
内視鏡を使って鉗子で異物を取り出そうとしましたが、胃の入り口までは持って来れますが、そこから引き出すことができません。
何回か試みましたが、続けると胃を傷める危険がありましたので、手術で胃を開けることにしました。

胃は、外から触っても硬い何かが入っているのがわかりました。
布だけではなさそうです。
開いた胃の中に鉗子を入れて異物をつかみましたが、かなり大きな塊になっていて、出て来ません。
胃にあけた穴から出てくる分だけずつをハサミで切って小さくしながらちょっとずつ取り出しました。

何回もこの作業を繰り返し、最終的に布を含めた異物を全て取り除くことができました。

異物は真っ黒に色を変えていて、しかも一つの物ではなさそうで、くっ付いたり、絡んだりしていて、何かを特定することが難しい物でした。
全てを取り出した後の胃は、また赤くなっていて、胃炎が広い範囲に見えました。

おそらくこれらの異物は長い間胃の中にあったはずです。
もしかすると何か月もの間。

取り出した物は僕のこぶしよりも大きな物でした。
それをお父さん、お母さんに見てもらいました。
何だろうね。
これはオモチャかな?これは靴下かな?などと、細かなパーツを見てお話しされていました。
お家の方にはお電話で取り出した異物のお話はしたのですが、僕も今ひとつどのような物かを説明できずにいました。
実際の物をご覧になって、とても驚いていらっしゃいました。
でも、今回の布を食べてしまったことは、不幸中の幸いだったかも知れません。
それがなければ、これらのずっと前に食べた物はもうしばらくは胃の中にあったかも知れませんから。

ワンちゃんの方は、取り出した後からすっかり元気になって、少しの間の食事制限も耐えられないくらいでした。

胃炎の治療のためと食事制限のために少しだけ入院してもらいました。
面会に来られると、ワンちゃんは出口ではなく、自分の部屋の方にグイグイと進みます。

お母さんもお父さんも、その様子を見て安心されたようです。
しっかりと治ります。
でもまた食べてしまうかが心配です。

皇居を守る警察犬

6月ですが寒いですね。

エアコンを切ると蒸しますしcoldsweats01
週末はどうなるのでしょうね。


毎年皇居の警察犬の健康診断をしています。
はじめは当院まで順番で連れてきていただいておりましたが、皇居でもできますので、去年からは往診で伺って皇居内でさせていただいています。

去年は往診の頃は暑かったのですが、今日は小雨も降り、どちらかというと寒い日でした。 
警察犬には、担当のボスがいます。
いつもながら、その優しさに打たれます。
よき相棒でありながら、しっかりと訓練もされています。
年を重ねるにつけ、取り扱いにはいろいろと気遣われています。

ちょっと想像ですが、それぞれの担当の警察官の方々は、ご自身の訓練の成果を問われることがあるのではないでしょうか。
去年のこのときには、犬を見ると誰が訓練しているかがわかるんですよ。と上席の方がお話をされていました。
そうなりますと、訓練の成果は自身の評価だけではなく、その相棒の評価にもあります。

相棒に残念な想いはさせたくない。
だから愛情を持って厳しく、優しく訓練されているのではないでしょうか。
担当の方の接し方をみますと優しいんですよね。
愛情があるのはすぐにわかります。

お話を聞きますと、皇居だけではなく京都御所にも行くとのこと。
その環境に応じたワクチン、狂犬病予防接種、その他の健康診断についてもご相談したり。
僕は京都の動物病院に5年ほどをいたことがありますので、当時を思い出しながらお話を伺いました。

そして最後に菊の印のあるお菓子を頂きました。
この文様を見るといつも恐れ多くて、口にしてもよいのか緊張してしまいます。
皇居の売店にあるものなのだそうです。

都心にこんな大きな森があるとは、そう思う静かなところです。
森の大きな木々の上には高層ビルが並んでいますが、それもまた東京。

また来週も行きます。

心を込めて - 犬の不妊手術 -

とてもよい天気になりました。

外に出て初夏の風にあたりたい、そんな陽気です。


今日の手術予定表に小さなワンコの不妊手術がありました。

年齢は11歳6か月。
特別に変わったことはなく、元気な子です。
ご家族には学校にいくお姉ちゃん達がいます。

生まれて1歳になる前に行うことの多い不妊手術をこの年で決意されたのは、今後起こるかも知れない病気の予防が目的です。
もちろんのこと、もっと早くでも良かったのではないかという声があるかも知れません。そこで僕の場合は、何がおありだったのだろうか。と、考えます。

手術や全身麻酔に対する心配がきっとおありだっただろうと思いました。
子の子がはじめてうちの動物病院に来院されたのは6年前です。
幸いにとても健康なワンコですから、重い病気はありませんが、何かしらご心配後とがあるときには来院されていました。

これまでのお付き合いの中で、手術を決意され、それを託してくださったことには大きな責任を覚えました。
何事もなく安全に終わった今だから、こうして穏やかな気持ちで書けますが、僕にとって不妊手術ほど緊張する手術はありません。

膝蓋骨脱臼の整復手術、骨折の整復手術、前十字靭帯損傷の手術、椎間板ヘルニアの片側椎弓切除術、胆嚢粘液膿腫の胆嚢摘出手術。
難易度のかなり高い手術も日常的に行っていますが、緊張せずに冷静に落ち着いてできる手術です。

不妊手術は違います。
他の手術よりも命の危険があるからです。
大きな血管を操作します。
少し間違えてしまいますと、おそらくは取り返しのつかないことになります。

幸いにもうちの動物病院で手術中に何かが起こって目を覚まさなかった子はいません。これはとにかく慎重に慎重に自分の臆病さをカバーするいろいろな安全策をとってきたからかも知れません。

ワンコの手術をお引き受けするにあたり、手術のシュミレーションをともに、もしものことを想像します。
犬の不妊手術は僕が最も多く行っている手術です。
それでも毎回とても新鮮な緊張感に襲われます。
これは薄れることのないものです。

手術のシュミレーションは、ある程度の作業の様子を呈しています。
獣医師になったばかりの頃からずっとずっと行ってきていますから、今になって、その手術の行程に確認することも手技の中で不安なところもありません。
やってみなければわからないという不安です。

子の子だけではありませんが、手術をお任せいただいた以上、どうぶつ達に何かあってはいけないのです。
絶対に元気にする。
僕に大切などうぶつの手術をお任せくださって、手術中にお家で何も手につかず、心配でたまらないご家族の様子を想像します。
そして手術を受けるワンコのことも考えます。
また、僕の手術を手伝ってくれる看護師達のことも考えます。

今日は年齢的に高齢になりますから、ここまでされなかった不妊手術をお任せくださったご家族のお気持ちに絶対に答えなければならないところでした。

結局不妊手術は毎回無事に終わっていきますが、ここで安心すると次は気の弛みから危ないこともあり得ます。
とにかく慎重に。

今日も丁寧に心を込めて手術をしました。
手術が終わって麻酔から覚めてお部屋でキョトンとしているワンコを見るとホッとします。

残念ながら子の手術の充実度はそう高くはありません。
当たり前のことを当たり前にすれば何も起こらないはずの手術ですから。
1泊してもらって、明日お家に帰りますよ。
ご家族の皆さんの安心された顔は明日見られると思います。

よく頑張ったね -肝臓の病気からの回復-

新緑がきれいで、エアコンがいらない季節。
今日は休診日なので、外来もありません。
入り口の扉を大きく開いたまま、院内の空気を入れ替えながら休みの日にしかできない仕事をしています。

とても小さなときから当院をかかりつけとして頂いているワンコがいます。
診察台の上に乗ると、コロッとお腹を出して尻尾を元気よく振ってくれます。
ここ1年程は心臓の病気の治療をしていました。
状態は落ち着いていて特別な症状はありません。
ちょうど1週間程前に、突然来院されました。

いつもは心臓のお薬が切れるころに診察にいらっしゃいますが、今回はタイミングが異なりました。

元気がなく、全く食べない。何回も嘔吐してしまう。
ワンコを診察台に乗せてながらお母さんはお話しくださいました。
その日はお腹を見せる元気はなさそうです。
もちろんのこと、尻尾を振ることも、立ち上がることもできません。

いくつか検査をします。
相当に深刻な状態であることは見てすぐにわかりましたし、お母さんもそう思われているに違いありませんでした。
まずは血液の検査、少し腫れているように見えるお腹をみるためにレントゲンの検査を行いました。

血液検査の結果でわかったことは、重い肝臓の病気でした。
黄疸も見られましたから、肝臓と胆嚢をみるために超音波検査(エコー)を行いました。
やや大きくなった胆嚢が見られました。
胆嚢は一度病的に大きくなると、小さくは戻らないものです。
そして胆嚢粘液嚢腫とよばれる病気になると手術が必要です。
肝臓には癌は見られませんでした。

とりあえずは、手術ではなく薬を使って治すべき病気でした。

胆嚢の病気はなかなか超音波では細かなことがわからず、早急に手術を行わないと手遅れになることがあります。
それだけは避けたいので、細かな異常も見逃さないように慎重に検査をしました。
胆嚢破裂も開いた穴が小さいと、しばしば超音波検査で見過ごされてしまうこともあります。
そんな所見は本当にないのか、少しばかり時間をかけて調べました。
大丈夫でした。

少なくとも、そのまま治療してまた明日、というような状態ではありません。
立てませんし、食べられませんし、嘔吐があります。
いつもの元気は全くなく、そのまま...ということもありそうな状態です。

入院して治療をすることにしました。

この子はまだ小さな仔犬だったころから通って来られているワンコです。
お母さんも、お嬢さんも、お父さんも皆さんとてもかわいがっていらっしゃっいます。
お嬢さんはまだ小さくて小学校に行かれている頃から知っていますので、今回の入院の面会の中で、お母さんと「明日は仕事だから」と話をされていて、もう社会人になられていることには驚かされます。

危ない状態には違いありません。
できるだけのことをしますね。
そう約束して入院治療を始めました。

ほぼ毎日のように面会に来られ、良いとき、悪いときを見られました。
朝には立てないくらいに横たわっていても、夕方には立ち上がって元気よくお肉を食べたりして、様態の変化がなかなか読めません。

毎日検査をしていた血液検査の結果は日々よくなって、5日目には数値からするとこのまま一気に回復しそうなところまできました。

お父さんはよく海外にお仕事に行かれます。
この入院期間中もそうでした。
このワンコの生命が危ないことはお知らせされているようでしたが、どうにか帰国されるまで頑張って欲しいと言うのがお母さんとお嬢さんの願いでした。
もちろん、僕もどうにうかお父さんに会って欲しいと願っていました。

僕たちの心配をよそに、調子が良い日が続くようになり、一時帰宅してみましょうかと相談できるところまで回復しました。
黄疸はなく、嘔吐も無く、食欲がでてきて、トコトコ診察室を歩き回り、出口の方に向かってワン!ワン!と元気よく吠えるようになりました。

そして昨日退院しました。
まだ治療を続けなければなりませんが、入院管理の必要はなくなりました。
そして今日はお父さんが帰国される日。
メールや電話でのやり取りだけで心配されていたと思います。

お年をとったワンコですが、よくあの危機から脱しました。
入院途中で一時帰宅した時には、元気を取り戻したかのようになっていましたので、またご家族全員が揃うことでさらに回復してくれるのではないかという期待があります。

僕は診断、検査、治療を考える立場にありながら、やっぱりメンタル面のケアがどれだけ大切かと思うと、結局のところ、そこが最も大切なのかもしれないと思うことがよくあります。
もちろん、獣医学的な治療、検査を置いて、メンタルだけでどうにかなるとは思いませんが、大切な要素であると考えながら治療にあたっています。

まずはお父さんとの再会は果たせたはずです。
そして一緒の生活はまだまだ続くはずです。

ワンコさん、本当によく頑張ったと思います。
僕も少し落ち着きましたので、こうしてブログのアップができました。

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